初めての方へ まずはこちらがおすすめです ⇒ 「会食恐怖症を克服するためにやってよかったこと」

会食恐怖症の症状が出にくい食事相手の特徴

会食練習

会食恐怖症という精神疾患は、一人で食事をしているときは症状が出にくく、誰かと食事をする時に症状が現れやすいです。

つまり「相手の存在」が強く関係する疾患ということで、一緒に食事をする相手によって症状が出やすい場合と出にくい場合があります。
これまで『会食恐怖症の人が食べやすい食べ物』と『会食恐怖症の人が食べやすいシチュエーション』について記事を書いてきましたが、今回は「会食相手」にフォーカスしていきたいと思います。

今回も当事者交流を通して見えてきた傾向を書いていこうとは思いますが、食べ物やシチュエーションと違い、人間関係は多様性がありすぎて傾向が掴みづらい部分があります。そのため、少し考察色が強い内容となってしまうことをご理解いただければと思います。

若月と申します。自らの経験から、会食恐怖症を克服するための情報を発信しています。XYoutubeもやっています。

自分が会食恐怖症であることを相手が知っていると症状が出にくい

最も大事なことを最初に述べたいのですが、自分の状況を相手が知っていると、それだけで症状は出にくくなります。ここは複雑な心理状態が絡んでいるので、簡単に説明ができない部分ではあるのですが、当事者同士で話していて共通見解になりやすいところです。

とはいえ、会食恐怖症というのはなかなか簡単に打ち明けられるものではありません。会食をするたびに相手に正しく知ってもらうというのは非常に難しいですよね。無差別にそれをしようとすると「食事が苦手な人だったら誘わないようにしよう」みたいな誤解を招いたりすることもあります。

なので、多方面に打ち明けるというよりは、自分が「これからも安心な関係を築いていきたい」と思う相手に対して打ち明けることを検討してもいいと思います。
※打ち明け方については以下の記事でお話をしています。

ここからは、症状が出にくいタイプの相手を列挙していきます。

沈黙しても気まずくない人

まずは沈黙しても気まずくない人です。イコール親しい人となりがちですが、親しい人の中でも「なんとなくこの人なら、お互い黙っていても全然大丈夫かな」と思う人はいると思います。

そういう人は一緒に食事をしても症状が出にくいので、「ちょっと会食するエネルギーがあるかも」というタイミングで誘ってみるといいかもしれません。

距離感を保ってくれる人

自己完結していて、他人にあまり干渉しない人が相手だと症状が出にくいです。

会食恐怖症の当事者は「見られている」という認識が無意識のうちに強くなっている場合が多いため、良くも悪くも自分のことをあまり見てこない相手とは食べやすかったりします。

同じような不安経験がある人

当たり前かもしれませんが、同じように会食が苦手な人と食事をすると症状が出にくいです。これは会食練習をするうえで非常に有効な手段となり、SNSで繋がって会食恐怖症の当事者同士で会食練習をしている人もいます。

とはいえ、初対面の人と食事をするというのは、それはそれでかなり症状が出やすくなるので、ハードルが高いことには変わりありません。なので、当事者交流をするのであれば、食事が絡まない自助会やオフ会もあるので、まずはそちらに参加することをおすすめしたいです。

関東・大阪・名古屋・広島では定期的に「食べなくてもいいカフェ」というのも営業しているので、こちらも非常におすすめです。 当事者交流は本当に様々な発見があるのでぜひ検討していただきたいです。

以上3つ、会食恐怖症の症状が出にくい人の特徴をお話ししてきました。

家族 / パートナー / 友人 / 同僚について

ここからは会食相手として多いであろう家族・パートナー・友人・会社の同僚の4パターンにフォーカスして、会食のしやすさを見ていきます。

家族について

家族については、「家族なら大丈夫」という人もいれば「家族もダメ」という人もいて様々です。

それは単純に家族との関係が良好かどうかという話もありますが、幼い頃にマナーを厳しく躾けられたり、残して怒られたり等の経験によるところも大きいです。 それに加えて、家族というのは絶妙に自分の症状を打ち明けづらい関係性だったりすることもあります。実際、当事者と話していて「まだ家族に打ち明けられていない」という人はかなり多いですし、私も会食恐怖症になってから何年間も打ち明けることができませんでした。

縁を切った場合を除くと、人生において家族との食事は避けて通れない部分ではあるので、なんとか打ち明けたいところだと思います。

パートナーについて

パートナーの場合、会食の機会が嵐の様に降り注ぎます。しかも外食も多いです。

だからパートナーにはどこかのタイミングで自分の症状を打ち明けざるを得ないのですが、それもそう簡単にいくことではなく、打ち明けたからと言って嵐のような食事の機会を乗り越えるのは至難の業です。だから会食恐怖症は、恋愛面でも強い逆風になりがちです。

ただ、意外なところで、会食恐怖症の当事者の中には既にご結婚されている方もけっこう見かけます。しかも、パートナーには自分が会食恐怖症であることを伝えていないというパターンも見たことがあります。 たぶん、お互いに波長が合ったり素の自分を見せ合えたりすることができる相手であれば、症状が発症しにくい等はあるのだろうと思います。

とはいえ、それを分かったところで難易度が高いことに変わりはなく、婚活など恋愛面において会食恐怖症で悩んでいるという人は多いと思います。

友人について

友人についてはカジュアルな関係性ではありますが、だからと言って会食恐怖症当事者にとっては難しいことに変わりはありません。

集合時間を調整することによって食事をある程度までは避けることがしやすい関係性もあるかもしれませんが、ランチや飲み会でしか会わない友達というのも珍しくないですよね。 そういった場で症状が出てしまうことももちろんあって、自分の症状を伝えるか悩むことも多いと思います。

自分の症状を打ち明けることを選択するとき、友人の場合だと必要以上に気を遣わせてしまったり、腫れ物に触るような対応を今後されるようになってしまうのは最悪なので、伝え方が重要になってきます。 友人であれば完璧に伝えずともカジュアルな感じで伝えるという手段もありますが、それはそれで勘違いを引き起こす可能性もあるのでなかなか難しいです。

ただ、親友と呼べるような関係性の人にはぜひ伝えたいところです。

会社の同僚について

入社直後は会食恐怖症の人にとっては試練の時期で、新人歓迎会、同期との食事、研修での食事など、会食の流星群が降りかかってきて出鼻をくじかれがちです。

相手の年齢も大きく前後し、中には一回り二回り離れた年齢の人と食事をする機会も出てきます。 私の場合は年下との食事だと症状が出やすくて、年上の人との食事だと症状が出にくいです。もちろん逆の方もいると思います。

ここもやはり、これから継続的な関係性が続きそうな人には自分の症状を伝えてしまってもいいと思います。

まとめ

今回は一緒に食事をする相手にフォーカスして紹介しました。

食べやすいと思う相手は、食べる物やシチュエーション以上に人によって難易度が変わってきますし、症状の出やすさにも影響を与えます。 繰り返しになりますが、どんな形であれ相手に自分の症状を打ち明けることによって難易度は大幅に下がります。

会食の練習をする場合は、この難易度が30%ぐらいになるところを見極めて、練習の相手を見つけるのがいいと思います。 これから会食を練習したい方、会食の練習をサポートしたい方の参考になれば嬉しいです。

動画で解説

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