初めての方へ まずはこちらがおすすめです ⇒ 「会食恐怖症を克服するためにやってよかったこと」

会食恐怖症の症状が出づらいお店・シチュエーション

会食練習

会食恐怖症の人にとって「会食の練習」というのは避けて通れない道になるのですが、これにもし失敗するとさらに会食が怖くなるし、自分のことを責めたりしてしまって治療が難航しがちです。

だからこそ、会食の練習は最初は難易度が低いシチュエーションを自分なりにカスタマイズして準備する必要があります。

この記事は、そのための参考資料になればと思います。今回は「お店選び編」です。

若月と申します。自らの経験から、会食恐怖症を克服するための情報を発信しています。XYoutubeもやっています。

どんなお店が苦手かは人によって様々

当事者同士でお話をしていると、食べ物のほうでは「うどんは食べやすい」など、当事者間である程度共通項があるという印象がありました。

しかし、お店やシチュエーションに関しては、人によって得手不得手がかなり分かれるという印象です。 例えば、居酒屋を想定すると以下のような具合です。

  • 人数が多いパターンが苦手という人もいれば少人数が苦手
  • 個室が苦手という人もいればガヤガヤが苦手
  • テーブル席が苦手という人もいれば掘りごたつ・座卓が苦手

とはいえ、その中でも共通項になりやすいシチュエーションはあるので、以下に紹介していきます。

【大前提】対面テーブル席とカウンター席は難易度が高い

「いや、ほとんどの店が対面かカウンターだろ」と言いたくなる気持ちはわかるのですが、事実だけを述べるとこうなってしまいます。

つまり、会食恐怖症の人にとってはほとんどのお店が「難易度が高いお店」になってしまうというのが実情です。 とはいえ、カウンター席は顔を合わせなくてもいいとか、テーブル席は物理的な距離が離れているとか、それぞれのメリットがあるので、ここは人によって得手不得手が分かれるところではあると思います。

ここからは、難易度が低めなシチュエーションを列挙していきます。

【難易度低め】斜めに座る

もし2人で食事をする場合、4人掛けのテーブル席に案内されたときは、斜めに座ることができると症状が出にくいです。とはいえ、この座り方を違和感なくできるのは相手が自分の症状を知っている場合に限るという部分はあります。そうなると、意識的に斜めに座ることができる機会はそこまで多くないというのが厄介なところです。

ただ、お店によっては最初から斜めで座る前提の「L字テーブル」になっているところがあったりもしますので、そういう席を選ぶというのも一つの手段としてあります。

【難易度低め】テラス席

  • 閉塞感が低い
  • 周りの景色が移り変わりやすい(不安から気を逸らせる)

テラス席は食べやすいという人が多いです。 これは会食恐怖症が起こる際のパニック発作の引き金として、「閉所である」ということも影響しているのではないかと思います。

そういった意味では、テラス席に限らず「閉塞感が低い場所」を選ぶということが大事なのかもしれません。

【難易度低め】ビュッフェ(バイキング)

  • 閉塞感が低い(途中で席を立つことが不自然ではないため)
  • 自分で食べる量を調整できる

ビュッフェスタイルのお店も閉塞感が低く、食べやすいほうです。 ただ、ひとつ落とし穴があって「自分が取ったからには全部食べなきゃいけない」という考えになってしまうと、症状が出やすくなってしまいます。

そのため、少量ずつ取るようにするといいと思います。

【難易度低め】立ち飲み・立食形式

  • 閉塞感が低い
  • 食べていなくても不自然ではない

立食形式というパターンもあります。立食形式は話をするのがメインになりやすいので、食のほうに意識は行かず、自分のペースで食べることができます。

人とがっつり話をするのが苦ではない場合は、練習として自分から立食形式の会食に出向いてみるのもありかもしれません。

【難易度低め】フードコート

  • やや閉塞感が低い(水やお手拭き等がセルフサービスのため、食事中に席を立つことがそこまで不自然じゃない)
  • 食事が届くタイミングがバラバラなので、食べ始めるタイミングを相手とずらせる(ずらせないこともある)

意外なところとして、フードコートでの食事は食べやすいと言う人も多いです。

これは私も盲点だったのですが、上のように理由を考えてみると、確かに会食恐怖症の症状が出にくい要素が揃っていたりします。 ちょっと自信がついてきたときに挑戦するのはありかもしれません。

【難易度激高】コース料理

ここまで難易度低めのシチュエーションを紹介してきましたが、逆を挙げるとコース料理は地獄です。 これは会食恐怖症当事者の中でも共通認識となりやすい意見に思えます。

周りが先に食べ終えて皿を下げられていく中で、自分の前にだけ残された皿があるあの苦痛は言葉にしがたいです。しかも、食べている間も周りのウェイトレスが食事の進捗状況を常に見張っており、それも追い込まれる要因のひとつとなります。

避けられるなら避けたいですが、コース料理に誘われる場面って、結婚式など断るのが難しいパターンが多いのが難しいところですよね。

お店を選ぶ方法の具体例

以上の情報から自分が食べやすそうなシチュエーションがイメージできたら、実際にお店選びをすることになります。

その際のおすすめの方法として、最近のグルメサイトでは検索のこだわり条件として「席のスタイル」で絞り込みをかけることができます。 例えば以下のような具合です(※食べログ等の場合)。

食べログの場合

カウンター席ならいけそうであればカウンター席を選ぶのもいいですし、気温がちょうどいい季節であればオープンテラスを選ぶのも手です。

会食練習は克服において後半のほうの段階

会食恐怖症の当事者にとって、お店を自分で選ぶというのはかなり苦痛度の高い作業ではあるのですが、無理せずに自分のできそうなところから始めてみてほしいと思います。

他の記事でも書いていますが、最も大事なのは以下の3点です。

  • あくまで難易度が低いところから始める
  • 挑戦を焦らず、食べられない自分のことも受け入れる
  • もし失敗しても、食べられない自分を責めない

ここまで色々と語ってきましたが、私もまだまだ苦手なシチュエーションはあるので、一緒に会食恐怖症の克服を頑張っていきましょう。


動画で解説

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